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脳梗塞・脳出血後のリハビリは脳機能の理解が大事

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寒くなってきましたね。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

朝ベッドから出られなくなってきているこの頃です。

今回は、「脳機能」に関して書いてみます。

そして、脳梗塞・脳出血後のリハビリをする上で必要な要素を

1つ挙げてみます。

脳梗塞・脳出血後のリハビリを始めるときに、

「この部位の脳梗塞・脳出血はこんな症状が出るから、

この検査とこんな治療をしよう」と

始めるセラピストもいらっしゃると思います。

確かに!!なのですが、

それだけでは足りない!!と思っています。

何が不足しているのでしょうか。

このブログの後半にまとめます。

どうか最後までお付き合い下さい。

それでは、脳機能について書いていきます。

まず、脳は場所によって働きが分かれるんです。

どこに脳梗塞・脳出血が起きたかで

動かしにくい、見えにくい、時には性格が変わったり

など症状は異なるわけです。

大きく脳は2つ。大脳(いわゆる脳みそ)と

脳幹{大脳と首(脊髄)の間}に分かれます。

大脳は感覚情報の中枢と言われ記憶や知能、自律神経にも関わります。

脳幹は生命維持活動の中枢であり肺や心臓などを機能させます。

更に大脳は左:優位半球と右:劣位半球に分かれます。

右大脳が優位半球の方もいらっしゃいます。

脳梗塞・脳出血が起こると、動かしにくさ(いわゆる麻痺)や

感覚がないといった症状が出現します。

右の脳は左手足に、左の脳は右手足に動かす命令をします。

つまり左の脳梗塞・脳出血が生じると右麻痺になります。

さて、左右の大脳で何が違うのでしょうか。

劣位半球に問題が起こると空間的能力が低下することがあります。

上着に袖を通したり、手すりを掴んだりですね。

優位半球では、話す・言葉の理解が難しくなることがあります。

伝えられないもどかしさが生まれるでしょう。

コミュニケーションの工夫も必要です。

大脳は、前面で運動、側面で記憶や聴覚、背部で視覚など

更に細かく機能が分かれていきます。

何が言いたいか。

純粋に失われた脳機能の改善に努める

だけでよいのでしょうか。

おそらく違いますよね。

思ったのと違う動きになってしまう、

力の入れ抜きが分からない。

伝えたい・伝えてほしいけれど詰まってしまう。

ご利用者様は、そんなもどかしい気持ちと闘っているのだと

私は思います。

漠然とした指示や質問をされてもきっと困りますよね。

行動や言葉の選択。

話しかける位置や姿勢はどうでしょうか。

気持ちを汲み取る意識だけでも

「もどかしさ」は変わってくるかもしれない。

 と考えています。

検査や治療法の徹底も大事ですが、

まずは「伝え方・受け取り方の工夫」が大切だと思っています。

脳梗塞・脳出血後の症状を知っていても、考慮した関わり方が

出来ていなければご利用者様は辛いですよね。

モチベーションが上がらなければ、不安にも

なっていくでしょう。

読んで下さった方々は、

既に知っている内容であったかもしれません。

残りの半分は、私の主観的な内容でしたね。

安心してリハビリを受けていただくために、

個々にどんな関わり方をしたら良いか考え

書いてみました。

精進しながら更新していきます。

今後もよろしくお願い致します。

参考文献:岡庭豊 病気がみえる vol.7 脳・神経 第1版 93-123